【初心者向け】トレードの概要についてざっくり解説!

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 こんにちは!望月ういのです。

 これからトレードを始めたいと思っている方向けにトレードってどんなものなのか?というのをざっくりイメージしてもらうための記事を書こうと思っています。

 動画も公開していますので、こちらも見てもらえればと思います!

動画

免責事項

 投資は自己責任です。提供している記事の内容及びリンク先から発生するいかなる損失や損害、被害について、当サイトでは責任を負いかねます。

内容説明

1. トレードって何?

 まず、そもそもトレードってどんなものなの?というものについて話をしてみます。いろんな捉え方があるかと思いますが、おおよそ次のような感じの表現でどうでしょうか?

時間が経つにつれて価格が変わるものを対象に売買を行い、価格の差分だけ利益を得たり損失を被ったりする行為

 普段からトレードを行っている方が見ると「やや厳密ではないかな」と思われるかもしれません。ただ、今回初心者向けに雰囲気を掴んでもらうという点ではこの表現で良いかなと思いますので、これで進めていこうと思います。

 さて、どういうことか具体例で話をしてみます。時間が経つにつれて価格が変わるもの=例えばゴールドだとします。ゴールドというのは金のことですね。そして、そのゴールドの1gあたりの価格が下図のような推移をしていたとします。※実際のゴールドの価格推移ではありません。説明用の仮のものです。

 グラフの読み方としては、9/1のときにゴールド1g=10,000円。10/1のときに1g=15,000円、12/1のときに1g=9,000円という感じです。

 ここで、手元に10,000円があるとして、9/1にゴールドを1g買ったとします。1g=10,000円なので1gのゴールドを手元の10,000円を支払って購入します。そして、このゴールドを手元に持っている状態で10/1になったとします。10/1でゴールドの価格は1g=15,000円なので、今手元にある1gのゴールドを売ったとします。15,000円で売れました。

 さて、最初手元にあったのが10,000円、10/1時点で手元にあるのが15,000円。5,000円増えたことになりますね。時間の経過とともに価格が変化するゴールドを対象に売買を行って利益を得た例ですね。

 詳細には書きませんが、損をする場合ももちろんあります。上図の価格変化では、10/1に15,000円で買って、12/1に9,000円で売るとマイナス6,000円の損失です。

 以上がトレードの例です。今回の例では価格が変化するものとしてゴールドを例に挙げましたが、トレード対象はゴールドに限らず色々あります。一番有名どころでは、株やFXになると思います。FXはForeign Exchangeの略で外国の通過を交換するものですね。例えば日本円をアメリカのドルに変換するとか。円安だとか円高だとかで1ドル何円というのは変動するので、その変動に合わせてトレードしていくという感じですね。

2. 取引の種類はどんなものがあるの?

 前段でトレードのざっくりとしたイメージをお伝えしました。この段では取引の種類について説明します。

 実は取引の種類には大きく分けて2つあります。

  • 現物取引
  • 証拠金取引

 それぞれ説明していきますね。

現物取引

 こちらは簡単です。先程のゴールドの例が現物取引になります。実際の現物をやりとりする売買です。ゴールドを買ったときはゴールドが手に入り、手元にあるゴールドを手放すことで売る事ができます。手元にゴールドがないと売れませんし、手元にゴールドを変えるだけのお金が無いと買えません。

望月ういの
望月ういの

中古のゲームソフトを売ったり、海外旅行で通貨を両替したことある方はなんとなくイメージしやすいかもしれませんね

証拠金取引

 こちらの方は少し複雑です。まず、特徴を述べます。証拠金取引の主な特徴は3つあるかなと思います。

  1. レバレッジを利かせられる
  2. 強制ロスカットがある
  3. 売りから取引できる
1. レバレッジを利かせられる

 1つ目のレバレッジを利かせられるというところから説明していきます。先程のゴールドの価格の変化のグラフ図を使って説明しますね。

 今が9/1だとしましょう。ゴールド1gを10,000円で買ったことにします。このとき、ゴールドは受け取りません。代わりに証拠金をいくらか渡しておきます。仮に5,000円の証拠金が必要で5,000円を渡したとします。

 そして、10/1になったときに、買った状態になっていたのを解消させます。つまり売ったような感じです。10,000円で買って15,000円で売ったので5,000円の利益ですね。そして預けていた証拠金が返ってきます。ちょっとややこしいですが、結局収支としては5,000円のプラスで現物取引と同じです。

 このように証拠金を預け、現物を買ったり売ったりしたことにすることで、少額で取引ができるようになるのが証拠金取引です。そして、少ない金額で大きな金額の売買を行ったということで、レバレッジがきいていることになります。レバレッジというのは「てこ」を表す英語で、てこの原理のように小さい力で大きな力を生み出すという例えです。

 今回の場合は、5,000円で10,000円分の取引をしている(1gのゴールドを買ったことにできた)ので、レバレッジ2倍となります(10000/5000=2)。要は5,000円で2倍に相当する10,000円分の取引をしているということです。

2. 強制ロスカットがある

 次に、強制ロスカットについて説明をしていきます。

 具体例を出します。また、同じ価格推移のグラフで話を進めます。

 10/1に1g=15,000円のときに5,000円の証拠金で買ったことにしたとします(レバレッジ3倍)。その後価格が下がっていって12/1になったとします。このときゴールドの価格は1g=9,000円ですね。ここで買った状態を解消する、すなわち売ったとすると差し引き6,000円の損失になります(15,000円-9,000円=6,000円)。

 さて、証拠金として預けていたのは5,000円でした。ですが、6,000円の損失になりました。5,000円分は預けていた証拠金から支払えますが、1,000円の損失分を支払えません。困りましたね。

 ということで、こんな困ったことにならないように、強制的に決済させられてしまうのが強制ロスカットという仕組みです。ちなみに、実際の強制ロスカットはこんな感じの計算方法ではありません。具体的な強制ロスカットがどのような計算で行われるかは調べてみてください。ここでお伝えしたかったのは、証拠金取引だとこういう仕組みがあるので気をつけましょう、ということです。

3. 売りから取引できる

 では最後の「売りから取引できる」という部分についてです。これはこれまでの証拠金取引の説明の中でなんとなく察しがつくと思います。現物取引の場合は現物を持っていないと売ることができないのですが、証拠金取引の場合は現物のやり取りではなく証拠金のやりとりしかしていないので、売りから取引することができます。

 さきほどのゴールドの価格変化のグラフの例で言うと、10/1の1g=15,000円のときに売ったことにして、12/1の1g=9,000円で買い戻すと差し引き6,000円が利益となります。現物のやりとりをしないということさえ受け入れられれば、そこまで違和感無いかなと思います。

 ちなみにこれまで「買ったことにする」だとか「売ったことにする」といった表現を使っていましたが、それぞれ名前がついています。「買ったことにする=ロングする」「売ったことにする=ショートする」です。耳にすることもあると思うので覚えておくといいかなと思います。

3. どうすれば始められるの?注意点は?

 では、トレードをやってみたい!と思った時にどうすればよいかについて説明していきます。

 これはシンプルでして、そういう事ができる業者の口座を開設すれば良いとなります。参考までに私が使っている業者の一部をご紹介します。

  • 現物株取引 → SBI証券
  • FX(外国通貨証拠金取引) → LightFX
  • CFD(指数や商品の証拠金取引) → GMOクリック証券

 証拠金取引系の業者はデモトレードができたりするので、実際にお金を使わずにトレードの感覚を体験することができます。現物取引と証拠金取引とどちらから始めようと悩まれる方は、証拠金取引でデモトレードをやってみるのが良いかもしれません。

初心者の方は必ず、デモトレードまたは少額で始めましょう。投資は思わぬ損失を被ることがあります。

さいごに

 最後まで読んでいただいてありがとうございます。今後も投資関連や様々な記事を投稿していこうと思っていますので、また見に来ていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

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