今の世の中は結構いろんなことが最適化されています。
気づかないうちにいろんなところで楽に快な気持ちが得られるようになっています。
YouTubeやSNSなんかもそういう側面があります。
ショート動画はよりそれが顕著かもしれません。
動画を見出したら数時間余裕で消えていたという経験は誰しもあるのではないでしょうか。
すごいですよね。
食なんかもそうだなと思います。
体に良いのか悪いのかはわかりませんが、お手軽に「おいしい」「また食べたい」という気持ちにさせてきます。
他にも色々ありますが、やめておきます。
なんとなくなのですが、楽に快な状態になってしまえるようになると、人って頑張らなくなる気がします。
だって楽ですから。
まさに自堕落な状態でしょうか。
まあ、それもいいのかもしれません。否定されるものではないのでしょう。
ただ、大きな成果を求めるには、一時的な負荷を受け入れなければならないと思います。
変わりたいと望むのなら、そういった楽な快は手放さないといけないのだと感じます。
正しい方向の負荷をため続けた結果、欲しい成果が得られるでしょう。
YouTubeが悪いということを言っているわけではありません。私もたくさん観ます。
時間を浪費させるようなものだけでなく、学びにつながるような動画も多いです。
”他者の時間を浪費させている動画”というものは最近とても考えさせられます。
他者を楽しませることができている、楽しい時間を提供できる、という風に考えると何も悪くないように思えるし、むしろ良いように思えます。私もそんな気がしています。
だって、いろんな娯楽がそうだから。
私はアイドルが好きで、ライブとか見たりします。楽しいです。
そこに何か自分を成長させる喜びがあったのかと言われると難しいです。
強いて言えば、ステージ上で頑張っている姿を見て「自分も頑張ろう」と思えるとかでしょうか。
ふむ……そうか。
昔、カードゲームをやっていたんですね。
カードゲームって環境メタゲームなので、情報がすごく大事です。
そういう意味で私も他者と組んで色々研究したり情報収集したりしていました。
そんな風に誰かと一緒に活動すると、仲良くなれる人とか出てくるんですよね。とてもかけがえのない出会いです。
カードゲームをやらなくなった今でもたまに連絡を取り合ったりもします。そして刺激を受けます。
悪くないように思います。
難しいですね。
単に時間を浪費するだけのものもあるような気がしないでもない。でもそれを好きな人同士で集まって楽しい時間を過ごせる、新しい出会いがあり、新しい刺激がある。そう考えると悪くはない気がする。
というか、そこで新しい出会いがある時点で、単なる浪費じゃないですよね。これを好きな人と出会いたいという活力からアクティブに行動していますからね。受動的ではなく能動的です。すばらしい。
全てが受動的で能動性が無くなると、と考えたりもしますが、もしかしたらそういう人はいないのでしょうか。わかりません。
私の危機感は杞憂なのでしょうか。
ちなみに、これは今に始まったものではないと思います。
昔誰かが言っていたと思うのですが、「テレビを観たらバカになる」と。
テレビも受動的に色んな刺激的なものが入ってきますからね。
私は子供の頃、テレビは正しいものだと思い込んでいました。
仕方ないですよね、それが当たり前だと思って日々を過ごしていたんですから。
ある時、テレビで言っていたことが科学的に根拠が無いだとか、八百長だっただとか、いつしかそういうことを聞くようになってから文字通り「はっ」となったのをなんとなく覚えています。
なんの話をしているのでしょうね。
どんな話につなげたかったかというと、私の活動方針についてです。
今はそれとなく実際どうかはさておき、学びや気付きを与えるコンテンツを出しているつもりです。
活動を開始した当初は、ゲーム配信等で楽しい時間も提供したいと思っていました。心の豊かさに繋がる的な考えでです。
でもそれって視聴者にとって良いことなのか？とふと最近疑問を持ち始めたというのがこの記事を執筆した理由です。
難しいですね。
まあ、きっとゲーム配信とかなんとかの中で、誰かに気づきを与えられるような話とかができればいいんでしょうね。
難しい……
楽な快へ向かう人ばかりになってしまうと社会が崩壊する気がしているんですよね。なんというか、革命が起こせないというか。
難しい話です。
なんとなくこんなことばっかり考えていたりします。
みんなが自分にとって良い人生を送れることを切に願っています。そして、そのほんの一欠片でもいいので、お手伝いになったり、きっかけを与えられたらいいなと思っています。
強欲すぎますかね。私。
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